はじめに:健康情報で迷子にならないために
健康情報は、結論だけを拾い読みすると事故ります。
なぜなら「誰に」「どのくらい」「何がどれだけ変わったか」という 前提条件を外すと、同じ健康法でも評価が逆転し得るからです。
だから100年健康ナビでは、記事末尾に 根拠論文(一次情報)=「出典」 を必ず明記し、必要なら誰でも元論文に戻れるように設計しています。
逆に言うと、100年健康ナビでは、論文で裏が取れる健康情報のみを提供しています。
そして最近は、英語が壁でも大丈夫。**AIが“専属の論文ナビ”**になってくれます。
1. 根拠論文の見方:「出典」の読み方(このブログのルール)
このブログの各記事末尾には「出典」があります。
- 文中に (出典2) と書いてあれば、記事末の 出典2番 が根拠論文です。
- 直近の記事では、文末に (情報源) リンクを置き、クリックすると その論文へ直接飛べるようにもしています。
2. 「無料」と「有料」:まず無料で取れる情報だけでも価値がある
出典の論文には、無料で全文を読めるものも、有料のものもあります。
- 無料:全文がそのまま読める(PDF含む)
- 有料:全文は有料。ただし要旨(Abstract)や図表、参考文献は無料で見られる場合がある
重要ポイント:
有料論文でも、Abstract+図表+結論+限界が読めれば、健康判断に必要な主要情報はかなり拾えます。
(専門家でなければ高額論文の購入はおすすめしません)
3. 論文の開き方(doiリンクの基本)
出典欄の「doi:〜」(下線の青字)をクリックすると、論文が新しいタブで開きます。
ブログ記事に戻るには
- PC: ブラウザ上部のタブで、ブログのタブ(たいてい左隣)をクリック
- Androidスマホ: 画面下の「◀」で戻れます
注意点
- 一部の論文は、Cookie許可が必要です。閲覧のために「同意する」等を押してください。
- 無料論文は、PDFをダウンロードしなくても、ページをスクロールすれば全文が読めることがあります。
4. 英語論文を日本語で読む(まずは“翻訳”でOK)
「英語の論文なんて無理…」と思うかもしれません。
でも今はブラウザの自動翻訳だけで、かなり読めます。
Androidスマホ(Chrome)
- 論文ページを開く
- 右上の「⋮」
- 「翻訳」
→ 自動的に日本語表示
PC(Windows / Chrome)
- Chromeで論文を開く
- アドレスバー右端の翻訳マーク
- 「日本語に翻訳」
iPhone / Mac(Safari)
環境差はありますが、Safariの翻訳や共有メニュー/拡張機能で同様の翻訳が可能です。
5. それでも難しい人へ:無料の論文解説AI「Paper Interpreter」を使う(ここが最短)
翻訳だけではつらい理由は、英語ではなく 論文の構造と 専門用語です。
そこで登場するのが、無料で使える論文解説AI Paper Interpreterです。
5-1 Paper Interpreterとは?
論文PDFをドラッグ&ドロップ(またはURLを貼る)だけで、論文を日本語で整理・要約し、さらに質問にも答えてくれるAIです。
「論文を読む」ではなく、**“論文から必要情報を取り出す”**作業を手伝ってくれます。
参考記事:
無料の論文解説AIで英語論文を読もう!~難解な論文もスラスラ読める~
5-2 Paper Interpreterの使い方(最短手順)
① まずはこちらを開く:
Paper Interpreter Japanese(ChatGPT)
② 論文を入れる(2通り)
- PC: PDFをドラッグ&ドロップ
または 論文URLを貼り付けて送信 - Android: PDF(Download等)を開き、ファイル共有や情報からURLをコピー→貼り付け
※端末により操作は多少異なります
③ 出てきた要約を読み、足りない項目は追加で要求
AIは時々抜けます。そんなときは遠慮なく
「対象者の年齢と人数を出してください」
「主要アウトカムと結果を箇条書きで」
のように追加指示します。
6. 100年健康ナビ流:出典→理解→検証の“最短ワークフロー”
おすすめはこの順番です。最初から全文を読まなくて大丈夫です。
ステップ1:出典を開く
doiリンク or (情報源)リンクで論文へ。
ステップ2:Paper Interpreterに入れる
PDFまたはURLを投入し、以下を出させます:
- 研究デザイン(RCT/メタアナ/コホートなど)
- 対象(年齢、健康状態、人数)
- 期間
- アウトカム(何を改善したか)
- 結果(どれくらい変わったか)
- 限界(何が言えないか)
ステップ3:重要ポイントだけ“根拠箇所”を確認する
AIの要約は便利ですが、まれに誤りが混じります。
そこで、核心部分はAIにこう聞いてください(テンプレ):
「以下の記述『(あなたが気になった結論)』を導き出した、論文中の該当部分を抜き出して提示し、そのプロセスを説明してください。」
これで、AIに“根拠の場所”を示させて検証できます。
7. 速読のコツ(論文を読む順番)
論文は「小説」のように最初から読む必要はありません。
おすすめ順:
- Abstract(要旨)
- 図表
- 結論(Discussion/Conclusion)
- 方法(Methods)(必要なときだけ)
Paper Interpreterを使う場合も、この順番が一番効率的です。
8. よくあるつまずきQ&A
Q1. 有料でPDFが手に入りません
A. まずは Abstract・図表・結論・限界を読みましょう。無料部分だけでも重要情報は取れます。
それでも必要なら、出版社ページだけでなく、研究機関の公開ページや著者の公開版がある場合もあります(合法的に公開されている範囲で確認しましょう)。
Q2. AIの要約が浅い/項目が抜ける
A. 追加で指示すれば改善します。例:
- 「対象者の年齢・性別・人数を表で」
- 「主要アウトカムと副次アウトカムを分けて」
- 「効果量(差、%変化)を可能な範囲で」
Q3. どこを見れば“信頼度”が分かる?
A. 最低限、ここだけ見れば地雷回避になります:
- 研究デザイン
- 対象(誰に当てはまるか)
- 期間(短期で言えること/長期で言えること)
- 限界(言えないこと)
まとめ
- このブログでは、すべての健康情報に「出典(根拠論文)」を明記しています
- 出典の論文は「doiリンク」や(情報源)から誰でも確認できます
- 英語論文はブラウザ翻訳で十分読めます
- さらに、Paper Interpreterを使えば「読めない」を「理解できる」に変えられます
- 大事なのは読解力より、辿れる構造+検証の導線
- 誰かの言葉に振り回されず、「自分で確かめる」力を一緒に育てていきましょう。
あなたの健康判断が、もっと自由に、もっと強くなりますように。
